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アジア、オセアニア地区のセルラーの現状を毎年調査している。本年は急速に加入者が拡大している中国、台湾を主体に調査を進めた。
例年の如くシンガポール、タイ、マレーシアは定点観測しており、その周辺国を含めて取材を進めた。
調査の期間は2000年6月から11月にかけて行われた。広州、上海、北京、台北、シンガポール、タイ等で行われた移動体通信の 展示会での取材もふんだんに取り入れている。

 アジア各国の首都、及び主要都市は、今、携帯電話とインターネットが大ブームである。どの都市にもIT関連の 大型ショッピングセンターが出来、若者を中心に、その店頭に人が群がっているという状況を呈している。
ITをマスターして良い職に就こうというのが常識になっている。若者たちのITを語る目は熱い。

 アジアでは殆どGSMが採用されているが、そのモバイルインターネットのWAPが殆ど導入されてきた。
まだ、普及という点では日本に遅れをとっているが、2001年には高速のパケットであるGPRSが導入されること、 アプリケーションも揃いつつあるので飛躍的に市場が拡大するものと予想される。
アジアでは、2001年が音声からデータへの転換期である。この転換期は、携帯電話で世界を制覇した三強 (Nokia、Motorola、Ericsson)へ挑戦する一大チャンスでもある。特に日本メーカーはいち早く、モバイルインターネット の市場を経験しており、そのスマートフォンはディスプレー、小型、軽量、操作性、及びアプリケーションと言う点で三強を凌いでいる。
日本メーカーが世界に飛躍するチャンスは巡ってきたと云える。

 そして3Gの胎動が始まった。CDMAで成功した韓国は余勢を駆って3Gでも先行しようとしている。
2001年にも世界最大の携帯電話加入者国として登場する中国では、政府も3Gでは自国企業育成のチャンスと考えている。
自国企業と二人三脚で進める外資に大きな市場を与えることになろう。中国市場へ参入の好機が訪れた。

 世界の携帯電話の一大成長市場であるアジアは、携帯電話生産基地の色合いも強くしてきた。
携帯電話生産基地としての韓国、台湾、中国、東南アジア各国及び日本、そして電子部品の供給基地は日本である。
日本を核に発展する可能性が出てきた。


 このような背景の下、アジア各地を実地で取材し、克明に調査分析を試みた。本レポートが関連市場各位の ご参考になれば多大の喜びであり、且つご意見を戴くことを期待いたします。

目 次
第1章、アジアセルラー市場の現状と展望 1

1−1,アジアオセアニア市場携帯電話加入者推移 1
1−2,アジアオセアニア市場携帯電話加入者純増分推移 4
1−3,アジアオセアニア市場携帯電話販売数量推移 7
1−4,アジア移動体通信と世界市場 10
1−5,WAPニューモデル 11
1−6,アジアのCDMA 13
1−7,アジアの第三世代の動向 14
1−8,三強のアジア生産拠点分析 16
1−9,アジア携帯電話企業提携関係 18

第2章、アジア各国移動体通信データ 21

2−1,シンガポール 21
2−1−1、モバイルワン 22
2−1−2、WAP市場 22
2−1−3、料金値下げ競争 22
2−1−4、CDMAの苦戦 22
2−1−5、付加サービス料金 23
2−1−6、シンガポールの携帯電話価格 24
2−2,タイ 25
2−2−1,バンコックのPHS 26
2−2−2,携帯電話価格 26
2−3,マレーシア 27
2−3−1,プリペイドサービスの普及 28
2−3−2,WAPとGPRS 28
2−4,インドネシア 29
2−5,フィリピン 30
2−6,ベトナム 31
2−7,香港 32
2−7−1,WAPサービス 33
2−8,韓国 34
2−8−1,市場概観 35
2−8−2,Motorola、Nokia、Ericssonの端末生産基地化 35
2−8−3,ワイヤレスインターネット市場 36
2−8−4,ワイヤレスインターネットコンテンツ 37
2−8−5,カラーLCDの採用 37
2−9.中国 39
2−10,台湾 40
2−11,インド 41
2−12,オーストラリア 42
2−13,ニュージーランド 43

第3章、中国移動体通信の徹底研究 44

3−1,中国のキャリアの動向 44
3−2,チャイナユニコム 44
3−2−1,チャイナユニコムの台頭 44
3−2−2,チャイナユニコムのCDMA戦略 44
3−3,中国の移動通信設備市場 46
3−4,WTO加盟の影響 48
3−5,プリペイドサービス 49
3−6,ワイヤレスインターネット“WAP“ 50
3−6−1,WAPコンテンツ 50
3−6−2,モバイルバンキング 52
3−6−3,GPRS、EDGEの導入 52
3−7,第3世代移動通信(3G) 53
3−8,ワイヤレスアクセスシステム(WLL) 54
3−9,中国携帯電話端末市場 55
3−9−1,中国携帯電話端末市場の現状 55
3−9−2,携帯電話市場の将来展望 55
3−9−3,国内メーカーと外資メーカーの提携関係 57
3−9−4,中国での携帯電話仕様 58
3−9−5,中国上海での携帯電話販売の実状 60
3−9−6,上海携帯電話価格 61
3−9−7,中国携帯電話メーカーの育成 61
3−10,中国携帯電話メーカー個表 63
3−10−1,中国普天信息産業集団公司 63
3−10−2,東方通信股B有限公司 64
3−10−3,首信集団の携帯電話 65
3−10−4,大唐電信科技股B有限公司 66
3−10−5,深d市中興通信股B有限公司 68
1)GSM端末の販売 68
2)CDMA端末での海外提携 69
3)GSM、CDMA、3Gインフラについて 69
4)自社開発と海外調達 70
5)GPRSの開発 70
3−10−6,深d市華為技術有限公司 71
3−10−7,広州金鵬集団有限公司 72
3−10−8,広東恵州僑興集団有限公司 73
3−10−9,廈門廈華移動通信設備有限公司 74
3−10−10,武漢中原移動通信工程公司 75
3−10−11,中国科健の携帯電話 75
3−10−12,TCLの携帯電話 75

第4章、台湾移動体通信市場の徹底研究 76

4−1,台湾のキャリアの動向 76
4−1−1,中華電信 76
4−1−2,和信電F 77
4−1−3,台湾大H大 77
4−1−4,遠傳電信 78
4−2,台湾の通信料金 78
4−3,台湾のセルラー価格と販売傾向 79
4−4,台湾のワイヤレスインターネット市場 81
4−4−1,台湾キャリアのWAPサービス 81
4−4−2,WAPコンテンツ 81
4−4−3,台湾でのモバイルバンキング 82
4−4−4,GPRSサービス 83
4−5,簡易型携帯電話 83
4−6,プリペイドサービス 84
4−7,CDMAビジネス 84
4−8,台湾の携帯電話メーカー 85
4−8−1,台湾の携帯電話メーカーの台頭 85
4−8−2,ACER 86
4−8−3,GVC 88
4−8−4,DbTel 89
4−9,台湾の携帯電話生産動向 91
4−10,台湾と中国の携帯電話生産分担 92
4−11,携帯電話向けプリント配線板の委託生産状況 92
第5章、セルラー各社個表 93

5−1,Motorola 93
5−1−1,GSM新製品Accompli”A6188” 93
5−1−2,GPRS対応モデル 93
5−1−3,ワイヤレスインターネットOS“Wisdom” 94
5−1−4,Bluetooth対応携帯電話 94
5−1−5,WAP1.1バージョン端末 94
5−1−6,Motorolaの中国戦略 95
5−1−7,台湾市場 96
5−1−8,Motorolaのアジア調達 96
5−2,NOKIA 97
5−2−1,新製品70g Nokia8210 97
5−2−2,Bluetooth 97
5−2−3,アジアでのGPRS、EDGE投入 98
5−2−4,WAP7110 98
5−2−5,Nokiaの中国戦略 98
5−2−6,Nokiaのアジア調達 99
5−3,Ericsson 100
5−3−1,WAP端末”R320,R380、次世代R520mc” 100
5−3−2,Bluetooth内蔵端末”T36m” 100
5−3−3,シンビアンOS採用スマートフォン 101
5−3−4,Psionとの提携 101
5−3−5,EDGEと3Gの次世代インフラ 101
5−3−6,中国戦略 102
5−3−7,Ericssonのアジア調達 103
5−4,ALCATEL 104
5−4−1,アジアでの業績 104
5−4−2,WAP端末 104
5−4−3,Bluetooth対応型OneTouch700 105
5−4−4,3G 105
5−4−5,位置情報サービス 105
5−4−6,アジアの外注政策 105
5−5,Siemens 106
5−5−1,WAP端末 106
5−5−2,ボッシュの買収 107
5−5−3,新製品A-35 107
5−5−4,中国3G政策 107
5−5−5,台湾の携帯電話販売状況 107
5−5−6,W-CDMA、EDGEの売り込み 108
5−5−7,ワイヤレスモジュールビジネス 108
5−6,三星 109
5−6−1,世界販売戦略 109
5−6−2,端末の販売と世界生産体制 109
5−6−3,新製品戦略 109
5−6−4,スマートフォン 110
5−6−5,MP3複合セルラー“SGH-M100” 111
5−6−6,デジカメ複合セルラー“SCH-V200” 111
5−6−7,テレビフォン“SCH-M220 111
5−6−8,3Gインフラ 112
5−6−9,マイクロソフトとの戦略提携 112
5−6−10,低温ポリシリコンTFTディスプレー搭載セルラー 112
5−6−11,中国戦略 113
5−7,LG 情報通信 114
5−7−1,中国市場展開 114
5−7−2,スマートフォン 114
5−7−3,Ericssonとの3G提携 115
5−7−4,Lucentとの3G提携 115
5−8,Philips 116
5−8−1,GSM新製品OZEO 116
5−9,Benephone 117
5−10,SAGEM 118
5−10−1,WAP端末 118
5−10−2,指紋認証システム 118
5−10−3,GPRS対応端末 119
5−10−4,台湾市場での成功 119
5−10−5,GSM/DECTトライバンド機“DMC830” 119
5−11,ケンウッド 120
6−11−1,新製品ED638,658 120
5−12,三菱電機 121
5−12−1,セルラー販売戦略 121
5−12−2,携帯電話生産世界戦略 121
5−12−3,WAP、GPRSの投入 121
5−13,京セラ 122
5−13−1,新製品TG200 122
5−13−2,PHS―WLL&ワイヤレスアクセスネットワーク 122
5−14,松下電器/松下通工 124
5−14−1,GSM販売実績 124
5−14−2,GSM新製品戦略 124
5−14−3,GSM新製品GD92 124
5−14−4,WAP端末GD93 125
5−14−5,3G戦略 126
5−15,ソニー 127
5−15−1,GSM及びCDMA戦略 127
5−15−2,GSM WAP新製品“CMD-Z18” 127
5−15−3,3G戦略 128
5−15−4,台湾市場へ参入 128
5−15−5,リチウムポリマー電池の中国生産 128
5−16,NEC 130
5−16−1,中国へのW-CDMA戦略 130
5−16−2,シーメンスとのW-CDMA提携 130
5−17,東芝 131
5−17−1,CDMA端末ビジネス 131
5−17−2,W-CDMAでシーメンスと提携 131


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