2005年版 ITS車載ソフトウエア 市場の徹底研究
134 頁
\99,900.-
出版日: 2005年6月2日
CD-ROM\30,000.-

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カーナビのソフトウエアはカーナビベンダー、サードパーティーの時代から自動車メーカーが関与する時代へと大きく舵を切った。車のコックピットに純正のカーナビがデザインインされることが当たり前の時代になり、車の機能の一要素として設計されている。

このことから、従来は市販が最新機能を持っており、純正はモデル遅れというイメージで語られてきたが、今、純正の方が先進機能を有している面が出てきている。機能においてある面では純正が優位で、ある面では市販が有利という拮抗した状況にある。この拮抗した状況から次の時代はどうなるか。市販も巻き返しの戦略を練る。

カーナビをめぐるさまざまな動きがある。テレマティックスのコンテンツ、iPod等の音楽プレーヤー、ホームとの連携、続々登場するADAS新機能、コックピットデザインそして車両連携機能等である。

それらを実現する上でソフトウエア開発が注目されている。デジタル地図、車載OS、音声認識、画像処理等である。欧州では車載ソフトウエア標準化の動きの中でカーナビも取り込もうとしている。OS、テレマティックス分野では米国のソフトウエアが標準を狙っている。その中でアプリケーションでは日本が先行している。欧州の標準化か、テレマティックスの米国か、アプリケーションの日本か、それぞれの特徴を持ってグローバルな競争が繰り広げられている。

このレポートでは次のような観点で市場調査を試みた。
1)日本のナビコンテンツの分析
2)日本及び海外のナビ地図の現状と開発動向
3)車載ソフトウエアの分析
4)音声、画像ソフトの分析

現在、自動車が最も望まれているのは安全と環境である。ITS車載ソフトウエアにおいてもこの二つのキーワードに合致しなければ消費者は標準搭載を選択しない。便利さ、エンターテインメントだけでは市販カーナビが選択肢として残る。
今後は安全と燃費に貢献するソフトウエア、アプリケーションの開発が重要である。
本レポートはこれらの視点で調査を試みた。関連市場各位のご参考になれば多大の喜びであり、且つご意見を賜ることを希望致します。

目次

第1章、日本カーナビゲーション市場 1
1−1、2005年カーナビゲーション市場展望 1
1−2、トヨタディーラーオプション機能の分析 4
1−2−1、表示機能 4
1−2−2、検索機能 6
1−2−3、案内機能 7
1−2−4、AV機能 8
1−2−5、ヒューマンマシンインターフェース機能 9
1−2−6、テレマティックス機能 9
1−2−7、仕様他 10
1−3、市販ナビの機能分析 11
1−4、ITS車載ソフトウエア市場予測 15

第2章、日本カーナビゲーション地図市場 18
2−1、TMI、ゼンリン及びIPCの動向 18
2−1−1、ゼンリン 19
2−1−2、トヨタマップマスター 20
2−1−3、インクリメントP 21
2−2、ナビ地図採用動向 22
2−2−1、地図フォーマット採用動向 22
2−2−2、地図データベース採用動向 25
2−2−3、ナビディスク採用動向 28
2−3、地図データベースマーケットシェアー 31

第3章、欧米ナビ地図市場 33
3−1、NAVTEQとTeleAtlasの事業分析 33
3−2、北米データベースマーケットシェアー 34
3−3、欧州データベースマーケットシェアー 35
3−4、欧米ナビ地図市場分析 36
3−4−1、欧米ナビ地図市場の現状 36
3−4−2、Navteqの分析 37
3−4−3、Teleatlasの分析 39
1)インクリメントPとの共同開発とパイオニアの戦略 40
2)TomTomGOナビ向けの地図価格 40
3)Mobile Mapping Technology 41
3−4−4、レーン情報開発競争 42
3−5、日本OEMとナビベンダーの欧米地図戦略 43
3−5−1、日本ナビベンダーの価格軟化戦略 43
3−5−2、パイオニアの戦略 43
3−5−3、デンソーの戦略 45
3−5−4、トヨタマップマスターの欧米戦略 46
3−5−5、ゼンリンの欧米戦略 46
3−5−6、インクリメントPの欧米戦略 46
3−5−7、ホンダのアキュラリンク 46
3−5−8、欧米ナビベンダーの動向 49

第4章、ADAS:次世代ナビ地図開発の現状 50
4−1、NavteqとTeleatlasの新機能開発競争 50
@東欧圏への拡大とロシアへの接続 50
A都市地図(市街詳細地図)の導入 51
Bレーン情報 51
CISA(Intelligent Speed Adaptation)対応 51
DADAS対応 51
Eロンドン環境税エリア 51
FUKの7桁ポストコード 51
Gピンポイントアドレス表記 51
HVMS(Variable Message Sign)対応 52
I交通情報+サテライトラジオ対応 52
JRDS-TMC ロケーションコード対応 52
Kブランドロゴ対応 52
L大都市圏対応例 53
M観光ルート属性 53
N高さ情報 53
O人口比カラーリング 53
P家形+POI情報 53
Q3D情報と3Dランドマーク 53
R音声・音素情報 53
4−2、欧州ADASプロジェクト 55
4−2−1、ERTICOの活動 55
4−2−2、地図ベースADASプロジェクト 57
4−2−3、ADAS実現の為の方策 58
4−2−4、ActMAPプロジェクト 59
4−2−5、GPSとGalileoの比較 60
4−3、日本市場の動向 61
4−3−1、人車、車車、路車間通信 61
4−3−2、DSRC 62
4−3−3、ナビ協調シフト制御 64
4−3−4、GPSアシストAFS 65
4−3−5、DRM21の開発 66

第5章、車載ソフトウエア市場 67
5−1、車載マルチメディアOS 67
5−1−1、Windows Automotive v5 69
5−1−2、Linux 73
5−1−3、QNXソフトウエア 76
5−1−4、iTronとTエンジン 76
5−1−5、Java 76
5−2、WindowsCE対Linux対iTron 77
5−3、テレマティックスのソフトウエア 78
5−3−1、渋滞予測機能 78
1)ホンダプローブデータ 78
2)トヨタ自動車のG-BOOKアルファ 78
3)NEC 79
4)デンソー 80
5)パナソニック 80
6)他 80
7)デジタル衛星からの交通情報提供 80
5−3−2、メイデイ 81
5−3−3、超流通 81
5−3−4、テレマティックスにおけるCRM/VRM 82
5−5、自動車メーカーが推進する車載ソフトウエア戦略 84
5−5−1、トヨタの戦略 84
5−5−2、Autosar 87
5−5−3、JASPAR 89
5−6、車載LAN 91
5−6−1、車載LANの現状 91
5−6−2、MOST 91
5−6−3、IEEE1394 92
5−6−4、FlexRay 93
5−7、安全と燃費のアプリケーション 95
5−8、カーナビCPU市場 96

第6章、音声認識、音声合成市場 98
6−1、カーナビ音声認識マーケットシェアー 98
6−2、国内音声認識市場動向 99
6−3、海外音声認識市場動向 102
6−4、分散型音声認識システム 103
6−4−1、アドバンスドメディアのアミボイス 103
6−4−2、KDDI 104
6−4−3、旭化成 105
@Voreroプロジェクトの実績 105
A音声合成市場への進出 106
Bハンズフリー分野への進出 106
C分散型音声認識 106
D対話型音声認識 106
6−5、音声合成市場 107
6−5−1、東芝 107
6−5−2、アニモ 108
6−5−3、ケンウッド/アニモ 108

第7章、画像処理ソフトウエア市場 109
7−1、車載用画像システムの市場動向 109
7−2、車載用画像システム 110
7−2−1、駐車アシスト 110
7−2−2、キープレーン 110
7−2−3、ナイトビジョン 111
7−2−4、車両周辺監視システム 111
7−2−5、ACC 112
7−2−6、フロントカメラシステム 112
7−2−7、サイドカメラシステム 113
7−3,画像処理システムの課題 114
7−4、画像システムの開発動向 116
7−4−1、デンソー 116
7−4−2、アイシン精機 118
7−4−3、NEC 119
7−4−4、東芝 122
7−4−5、日立製作所 123
7−4−6、三菱電機 124
7−4−7、京セラ 126
7−4−8、オムロン 127
7−4−9、富士重工業 128
7−4−10、ホンダのインテリジェントナイトビジョン 130
7−4−11、パナソニック 132
7−4−12、Continental Temic 133
7−4−13、Valeo/Iteris 134
7−4−14、Daimler-Chrisler 134





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