99年ロスアンゼルスオートショーは年末から始まるので全米で皮切りのオートショーである。
相変わらずの株高の中で行われたので、人々の景気がよいのだろうか 連日多くの人で賑わっていた。
この中で印象的な事柄について紹介すると次のような点である。
1、エンジンルーム内のエンジンECU
写真はキャデラックセビルのエンジンルームの中にエンジンECUが置かれている図である。
セビルはエンジンルームと車室との境界の部分に取り付けられていた。(BR> キャデラックデビルはインテークマニフォールドに組み込まれている。
双方とも同じサイズで15センチ角で厚みは冷却フィンを入れても5センチ位と かなり小さなものである。中はセラミック基板へのベアチップ実装と思われる。
他にもベンツ、クライスラー等エンジン一体化モジュールの動きは顕著である。
2、ナビゲーションの胎動
本田では大々的にアキュラTL−NAVIでナビゲーションを展示しており 、多くの人を集めていた。98年からディーラーオプションで販売していたが 2万ドルクラスの車種にも広げようとしている。
標準の車体価格にプラス2千ドルでオプション装備できる。
市販のナビが売れない米国であったが、オプション装備で今年は爆発的に 普及する可能性が出てきた。
一方、トヨタもレクサスでナビを展示していた。こちらはオプション装備で4千ドル である。BMWもVDOのナビゲーションを2千ドルでオプション装備できる。
ベンツ、VWも秋までにはボッシュのナビゲーションを搭載する計画とのことである。
3、オプション化の進展とインターネット販売
標準とオプションでは米国ではオプションが増えている。ABSも標準ではなく オプションにしてユーザーが選ぶようにしている。そのためベース価格が低く提示できる。
キャデラックでも3万ドルから5万ドルまであり、オプション装備の違いで差がつく。
販売方法がインターネット時代になり、オプション希望欄をチェックすると言うことになる。 パソコンのデル、ゲートウエイのようにカスタムメイドで供給する方向に向かっている模様である。




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