2001SAEコンファレンス&エクスポがデトロイトで1月5日から8日まで開催された。
展示会で印象に残った点について述べてみる。
1,Tier1の不参加
Delphi、Visteonが昨秋、展示会に参加しない方針を打ち出した。それに呼応したのか、 TRW,Lear,Eaton,Merritor,JC,Dupont,Valeo,MagnetiMarelli等のTier1が軒並み不参加を決めた。
Tier1で参加していたのはBosch、デンソー、シーメンスだけで、展示会全体の雰囲気は低調なものとなったいた。
Delphi等の考えは、展示がビジネスに貢献しないことから当分の間は参加しないという方針のようである。 景気低迷の影響もあったのかもしれない。
2,韓国部品メーカーの展示
大手の展示キャンセルによる空白を埋めたのは韓国、中国等の部品メーカーである。冶金材料等単一 部品が主体であるが徐々にビジネスになってきているようである。
日本経由でデトロイトに入るためエアーチケットの確保にまで影響を及ぼしてきた。
3,デンソー
デンソーの展示の目玉は42Vの製品技術紹介である。CO2を低減できるので環境にも優しいことを謳っている。 関連の部品の開発はすべて完了しており、いつでも対応できるレベルにあることを強調していた。 デンソーとしてはハイブリッドカーのプリウス用に300V弱の高電圧製品を既に開発、生産していることで、 42Vでは他社より優位であると説明していた。
4,Bosch
米国でのビジネスも含め、世界的に順調に売上げを伸ばしていることを説明していた。展示はカーエレ全体を総花的に紹介していた。
展示の中でシャープと共同開発しているデジタルメーターについて写真で示した。デジタルメーター全体を 液晶ディスプレーにすると価格が5倍になってしまうことから実用化は先になるということであるが、 すでに開発は完了し開発品を展示していた。
5,日本メーカー
デンソー、アイシン、小糸、東海理化、住電、オムロン、京セラ、ヒロセ、NEC,太平洋、光陽、本田ロック等が参加していた。



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