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上海で驚いたのは熊本系の味千ラーメンが6カ所の繁華街で大きな店を出している。ほとんどが上海人の客向けに大人気で味もまずまずである。 2年前は見あたらなかった。また、ユニクロが今秋南京東路に一号店を出す。これもヒット間違いないだろう。
携帯電話、家電の日本製品は市場からほぼ駆逐されようとしているが、むしろ、日本の生活文化は受け入れられようとしている。

さて、9月2日から5日まで第2回セビットアジアが上海の浦東新国際展示場で開催された。上海市街から地下鉄で20分ほどに位置する。 幕張メッセに匹敵する規模の新展示場である。
そこで開かれた展示会の印象を次のようにコメントする。ビデオ画像も提供する。

@ 中国移動通信
GPRSを使ったモバイルインターネットが主体の展示である。携帯電話とパソコン、ワイヤレスモデムとパソコン、 携帯電話でのインターネット及びGPSを利用した物流システム等が展示されていた。 また、携帯電話を使った自販機購入の展示も目を引いた。
A パナソニック
写真のように展示場入り口に松下電器のブースがある。常に人で賑わって、一番人気である。展示内容は携帯電話、ホームシアター、 SDカード関連が主体であった。
携帯電話は小型、GPRS及びカメラ付きを展示していた。現在中国の携帯電話は小型軽量がブームになっている。 その意味では日本の2年前という状況である。65gのGD55は台湾でのOEM製品であるが受け入れられるかもしれない。 カメラ付きのカラー携帯電話はブース内では人気であったが、データ量が大きすぎて   キャリアが採用する可能性が乏しい。 しばらくは中国の携帯電話はデザイン競争が繰り広げられるであろう。
  プラズマディスプレーのホームシアターは上海の富裕層向けには有望である。家も広く、大家族であるので日本以上の市場になるかもしれない。 B 東方通信
中国の携帯電話メーカーが幾つか出展した中で杭州の東方通信が印象深い。生産設備的には最新の工場、 設備を擁している。技術的にもMotorola、TI、Lucent、Siemens、IBM、及び日本メーカー等と技術提携している。 欧米製のチップセットを採用しているので性能的にも問題ない。既に、欧米メーカーはチップセットビジネスに移行している。 TCL、波導と国産トップ3を形成している模様であるが、国産は2001年でシェアー10%実績、2002年で30%、 2005年で50%を目標としている。 すでに上海の店頭では国産品の種類が50%を超えており、実現可能であろう。
C DbTel
台湾の携帯電話メーカーは256色のカラー携帯電話で中国市場を攻める戦略である。 但し、台湾メーカーも中国メーカーが強いので競争ではなく、提携を志向している。
D 2.5Gから3Gへ
現在、GSMは2.5GのGPRSが2002年春に導入され150万人が加入した。年末にはマルチメディアメッセージング を世界に先駈けて導入する模様である。
端末の種類が揃わない、高いということから遅れているCDMA陣営は値下げと2002年末にCDMA 1X投入で巻き返しを図るとしている。
3Gについては2004年頃から本格化する計画である。GSM、CDMA、と1億6千人の普及が進んでいるが、さらに増えてゆくので、 それを吸収する上で3Gが必須としている。   3GについてはW-CDMA、CDMA-1XEVDO及び中国独自のTD-SCDMA等が候補に挙がっているが、コンファレンスでは欧米サイドから、 独自にこだわるのは得策ではないと言った意見が出ていた。その理由として日本の例が挙げられていた。“日本はPDCで独自の道を採用したので、 グローバルに使うことが出来ない。今でもドコモはローミングに四苦八苦している。欧米人が日本に行っても不便で困る。”等々。   中国の独自政策を牽制するケースに日本が使われている。

中国移動のカーナビ
インフィニオンのウエアラブルユニット
サムソンのカメラ携帯展示
上海ストリート風景


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