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2004年6月9日から16日までオートチャイナが開催された。この時期気候は昼間34℃の暑さに加え、年々激しくなる車の洪水による排気ガスで光化学スモッグが発生していただろう。 その中で印象に残った点について紹介してみる。 1)北京現代 道路沿いには北京現代の幟が連綿と続いていた。現代自動車の城下町といった風情である。この幟の広告費もかなり莫大なものといわれている。
グレードアップした北京現代のタクシー(写真)に置き換わろうとしている。エアコンも効いて、運転手の評判も極めて高いものである。運転手周りの柵もなく、無線がミラーに完備されている。オリンピックまでには、殆どのタクシーが切り替わると言われている。 2)ハイブリッド 二次電池メーカーのBYDが地方の自動車メーカーを買収して、ハイブリッド、電気自動車に参入した。今後本気でハイブリッドの開発を進める模様である。日本のハイブリッド部品サプライヤーも注目している。中国諸都市の環境問題を考えると世界のハイブリッド先進国になる可能性がある。トヨタはプリウス、フォードはエスケープ(写真)を出展していた。 3)模倣デザインのSRV 第二会場の屋外にホンダのCRVと思って近寄ってみると、中国自動車メーカーの新モデルで名前がSRVとなっている。看板には動力はホンダ、アイシンの名が列挙しており、照明は日本技術としている。デザインだけでなく中身までホンダを意識して説明してある。ここまで念入りに真似されて、価格が半分だと説得力はある。 4)カーナビゲーション戦争 富士通テンのカーナビが展示されていた。写真は北京から天津へのルート表示画面。7月に当局の許可が下りるので販売できるとのことである。日本のDVDモデルとデザイン、機能は同じである。 この展示では日本系3社、韓国技術の深@系2社、中国系3社が展示していた。価格帯はそれぞれ、30万円、20万円、10万円と10万円刻みで差がある。機能的には日本の製品が図抜けているものの、どれが受け入れられるか注目される。 5)カーオーディオビジュアル カーオーディオ、カービデオは中国メーカーの製品が大挙して出展されていた。価格的には1DINでCDタイプ5千円、DVDタイプで1万3千円程度である。インダッシュディスプレーは2万円程度である。日本製品は大概倍近い価格である。 |
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