Auto Shanghai 2005

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2005年9月12日からIAAフランクフルトモーターショーが開催された。例年に無く30℃近くに達する暑さであった。これは現地でも記録的な暑さで世界的な天候の変化を感じるものであった。特に感じた点について述べてみる。

1、VWMercedes Benzが次世代の安全システムを説明していた。Mercedes BenzIntersection Assistance,Road Side Recognition,Motion Recognitionの通信と画像処理の展示を行っていた。VWはそれに加えてRFIDの活用を説明していた。次世代は通信と画像処理が安全のキーテクノロジーと考えられている。

次はMotion Recognitionで動きのある部分が緑の矢印で表示されている。

2、Mercedes BenzSクラスを発表した。Distronic Plusと称する0〜200mのACCが始めて搭載される。コックピットの印象はBMW7シリーズと似ている。計器横にナビディスプレイを配置している。センターの多機能スイッチで画面をコントロールする。コントローラーはPrehが供給しているがHapticではない。電話のキーはセンター部に配置している。  

3、トップの写真はBMWのハイブリッドである。1991年から開発を始めたとのことである。Active HybridEfficient DynamicsというBMW特有の言い回しながら先頭で走れない苦しさが伺われた。3年後の市場投入を目指すとのことである。

日本メーカーとの違いについて聞いたところ次のような回答が返ってきた。

@     次世代の直噴エンジンの搭載。
A     2クラッチシステムの搭載。
B     バッテリーではなくキャパシタの搭載

また、GMDaimlerChryslerとの共同開発については、独自開発と共同開発を同時並行で開発を進めてゆくとのことである。

4、BMW以外にハイブリッドを謳っているのは、Mercedes BenzVWPorsche

OpelAudiそしてTier1ではZFSiemensVDOBoschContinentalValeoでほぼ全員参加である。プレスコンファレンスの質問でもハイブリッドに焦点が当てられていた。2年後は、ハイブリッドを競うモーターショーになるだろう。

写真はContinentalのハイブリッドシステム、BMW向けに開発を進めていると思われる。

5、ナビゲーションでは400ユーロから600ユーロのPDAの車載版のポータブルナビがあちこちで展示されていた。20程度のブランドが存在する感じである。すべてメイドイン韓国、台湾もしくは中国である。日本のナビ機能に慣れた人にとっては使えるレベルにはないが、初体験の人にとっては問題ないようだ。年間100万台以上の市場が形成されている。
一方、ホンダでは新型
Civicに計器、ナビクラスターを搭載している。これはアルパインが供給している。ナビは標準搭載と簡易型の二極化での市場拡大が進んできた。

Civicのナビクラスター

日本のOrionブランドでメイドイン韓国。2005年末には5インチの新製品を投入予定。Samsungの400MHzプロセッサーが搭載される。一年前に比べると格段の進歩が見られる。価格は5万円以下である。

6、VWUSBiPodを接続するユニットが標準装備されたコンセプト車が発表されている。マツダのコンセプトカーでも紹介されていた。




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